地震につよく断熱性も優れているとして人気の2×4工法の家、
思わぬ壁から雨漏れ発生?
住宅の雨漏れはジョイント部や取合い部で多く発生
2×4工法によく見受けられる2階部分と1階部分ジョイント部分によくこのような水切板金が施工されています。工期を急ぐがあまり構造体の乾燥収縮未完全のまま外壁材(写真はモルタル壁)を施工すると、構造躯体の収縮により、不幸にも水切板金が躯体に引っ張られて内側へ沈下し、逆勾配になってしまう事があります。
雨漏れを裏付ける証拠事象
こうなると、モルタル壁の裏側に雨水が浸入、しやがて1~2階が総2階部の壁ならば外壁の裏側を通り躯体を濡らせながら、基礎巾木部に染み出て来ます。これがその現象をとらえた写真です。
内部にまでその事象が出現
室内側に雨水が浸入することもあります。
水切り部漏水対策
対処方で最も安価なのが水切りに防水シールをテーパ(傾き)を付けて施工することです(防水材の変成シリコン材はその性能が永久的な材料ではありませんのでメンテが必要)。
2×4のお家購入を検討されている方、この水切りに注意!ですよ。
一般的に戸建て系住宅の雨漏れの多くは、屋根よりもサッシ廻り含めた外壁から生じている場合が多いので気を付けて物確しましょう。
なお、ご自分では自身がなく調査を依頼したい方はこちら。
既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!