診断で発覚!まさかの事態。

 

 インスペクションにはオプションがあり表面的な劣化や不具合事象を調査する一次診断(一般の方でも出来るかも?)に対し、小屋裏や床下への侵入調査がそれにあたり、二次診断といいます。人間でいうと胃カメラのようなものでより詳細な診断となります。雨漏れ等のより詳細な調査が可能となったり、耐震診断もこの二次診断になります。調査費用もアップします。

 

インスペクションでもぐるとまさかの事態に遭遇することも!

インスペクション 耐震診断 福岡
住まいの健康診断 盗電

 そのオプション調査事項に、電気の項目もあるんですが、調査依頼をうけてあるお宅の調査を開始!写真はどこのご家庭にもある分電盤。ところがこのお宅、延床が50坪を超える大きなお宅にも関わらず、しかも家電の多い現代において電気の回路数がたったの4回路と異常に少なかったのです。

もとは耐震診断の為の小屋裏侵入調査でしたが、盗電住宅(電気メーターに入る手前で電線を分岐)であることが判明し、新オーナー様にはきちんと事実を報告しました。

話には聞いたことがありはしましたが、小生実物を見たのは初めてでした。

再配線完了

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 電力会社指定の電気業者さんにて小屋裏でメーターを経由せず直接コンセント(特にエアコン)につないであった配線を小屋裏から引き出し、正規の配線工事を実施しました。その結果実装9回路の規模でした。なんと5回路も隠蔽!びっくりですよね。

これで新オーナー様も安心され、二次診断を受けてよかったとのことでした。

既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!