インスペクションでは住宅設備の動作確認もします。昔の便器は洗い流すだけの機械的な構造でしたが、ウォシュレットの登場で複雑な電子部品がぎっしり詰まった精密機械と化しました。
住宅設備も今や精密な電子機器、インスペクションで早めに察知することが長持ちさせるコツ。
動作不良が見つかったのは、洗浄ノズルが出ないという症状でした。精密な電子部品のため修理は、もはや一般の水道業者さんのレベルを超え、専門のメンテナンス会社(便蓋の裏面に連絡先が記載)への修理依頼となります。 ノズルが出ないという症状からモーター不良かと思いきや、赤丸囲み部の流量電磁弁の故障でした(さすが専門家!ズバリ原因を付きとめられました)。
住宅設備も、インスペクションで早めに異常を察知することが長持ちさせるコツ。
分解していくと、最小パーツがこの状態です。グレー色の部分が電磁弁のようです。このパーツをそっくり交換します。メンテナンス担当の方によると、この電磁弁は故障原因の中で割に多く発生(5年目ぐらいから)する部位らしいです。
住宅設備も今や精密な電子機器、インスペクションで早めに察知することが長持ちさせるコツ。
新しい部品を再設置し、カバーを付ければ完了です。それにしても限られた小スペースの中に、色々な部品がぎっしり詰まっているんですね?
既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!