家族構成の変化に伴い、間仕切りを撤去してワンルーム化を計画する場合の注意点とは?
間仕切り撤去リフォームも耐震診断によって安全性を確認しましょう
ワンルーム化の為、茶の間とDK二間を間仕切っていた壁を撤去する際重要なのは、既存柱(赤楕円囲み)に掛かっていた鉛直荷重対策と壁量の確保です。壁量に関しては構造の配置バランスを診ながら残る別部所を補強出来ますが、柱に関して別部所は補強できません、その場合、その柱が負担していた荷重に相応の新しい梁を添えることにより補強します。平屋程度の上部荷重(屋根のみ)であれば、既存柱の上部と両脇にある柱に欠き込みを入れて、徐々に補強する梁をスライド挿入していきます。
添え梁補強
新しい梁に荷重がかかったところで、既存の梁等にジャッキを掛け、既存柱を撤去し、正規の位置に払い込み、既存の梁とを両端と中央にボルト締め(梁どおしの滑り防止)することにより一体化させ補強は完了となります。
既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!