健康で長生きする為には、住宅の危険か所の見直し~改修が重要です。
今回は道路から玄関に至るアプローチの改修の例をみていきましょう。
特に危険は無さそう?
手摺もあり一見特に問題が無さそうな門扉廻りですが、実は問題が潜んでいます。
それは道路際の最初の1段目の踏面(フミヅラ)の狭さと玄関までの通路や階段が不定規な点です。
対策は?
安全に道路へそして道路から玄関へ移動する為には、道路際の第1段を広くすることそして均一(踏み面と蹴上を統一)にスッテップアップする階段(十分な距離が確保できる場合はスロープ化が望ましい)に改修することです。
通路も直線的に
写真は既存アプローチの状況です。ジグザクかつ玄関ポーチとアプローチの間には溝が切って有り、健康な人でも通り辛そうでした。
改修後
以上の諸問題を解決させるとご覧の通りとました。土間の仕上げはお好みで水はけがよく滑りにくく視認性の良いものを選べばよいでしょう。また、視力の状態により点字ブロックを埋め込む場合もあります。
防犯・安全面から門扉を視認性(向こう側が透けて見え易い)の良い縦格子デザインに変更し、アプローチを玄関ポーチまで一直線に改善しました。
既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!