4K放送も定着しつつあり、8K放送の到来を迎えています。4Kならまだしも8K放送となると対応したデバイス(テレビ・チューナーやアンテナ等)でないと受信できません。
旧バージョンのBS・CSパラボラアンテナ
旧タイプのBS・CSパラボラアンテナです。4K放送の一部なら受信しますが、8K放送の受信はできません。またこの現場は設置場所がバルコニー内部に設置された為、洗濯物等により受信状態が悪くなることもあり、移設と同時に4K・8K対応品への交換となりました。
移設先
BS系の電波受信方向は地方によって微妙に異なりますが、九州福岡では南南西方向から来ますので、建物南西の角に移設設置計画します。屋根上に地デジ(UHF)アンテナと共に屋根馬という金具・ポールに設置する場合もありますが、瓦を傷めたり支線ワイヤーの固定部の屋根への悪影響等もあり今回は壁に設置します。
F端子設置
分配器や混合器、或いはブース―ターに接続する為に、新しく設置したアンテナから引いてきたケーブル(S5CFB)に端子を付けます。
ブースター繋ぎ込み
ブースターへの接続状況(カバーを開けた状態)です。さてここで、BSアンテナには直流15Vの給電が必要ですがブースターはこの給電も兼ねており、ブースター側がら給電する場合はテレビ側の給電はOFFにします。
ケーブル保護
外部に露出するアンテナケーブル(S5CFB)はそのままでも相当の耐久性がありますが、保護の為ケーブルに樹脂蛇腹管を被せる場合もあります。
角度調整
アンテナ設置の際は外壁に留める設置ポールやボルト等は防錆処理又はステンレス製を使用し、ボルトやビス穴にはしっかりと防水シール処理をします。アンテナ本体の設置(地域により仰角が決まっていますので、あらかじめ仰角のみは固定しておきます)・ケーブルの接続が完了したら、テレビの設定画面からアンテナレベル画面にいき受信強度をみながら、アンテナをゆっくり左右に動かし最大値となったところで固定します。
いかがでしたか、以上がBS工事全体の流れとなります。交換に要した費用は材料費(4K8KBS・CSアンテナ本体+ケーブル+備品)が約1万円、工事費用が1,5~2万円で計3万円(税別)程度かかりますが、DIYすれば1万円ですみますよね。
既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!