レバーを上げれば当然のように出てくるお水やお湯。当たり前の光景ですが、ある日突然その出が悪くなる場合があります。その原因と対策案のご紹介。
原因調査
その原因特定の為まずは水栓本体を分解しつまりや障害がないか確認します。
ところがどこにも異常は認められません。異物を捉えるストレーナという網部品の詰まりもありませんでした。
原因調査その2
次に配管自体の確認をします。するとまたしても異常なし。ご欄の通り(写真はお湯側の調査中)きちんと出湯しています。
最後に
残るは浄水カートリッジのみです。依頼主に確認したところ浄水カートリッジが定期交換時期に来たため衛生上の観点からか新しいカートリッジが来る前に外されたままとのこと。
この手の水栓は写真の手に持っている筒の部分に浄水カートリッジを差し込んで使うタイプが多いようです。実はそのカートリッジを差し込んでないと筒の奥にある逆止弁がいたずらをして水の出が悪くなります。このことが原因だったのです。
浄水カートリッジ
これがその浄水カートリッジです。
どうしても交換サイクルのある設備は年を経るごとに交換自体億劫になりがちなので、本当に浄水機能が必要なら外部に委託する形態の商品を選ぶべきだと思います。例えばその一例がセントラル浄水器です。濾材の定期交換は宅内に入ることなく外部委託業者によって留守中でも交換が可能で、全くわずらわしさもなく一年中その恩恵をうけられます。しかも家中のあらゆるところまで浄水が利用できる優れ物。
以下に参考動画を載せておきます↓
https://youtu.be/3WvudOQTCB8
対策
参考までに、「それでももう原水のままでいいから」という方は写真のダミーカートリッジを差し込めば普通に使えるようになります。実はこのダミーカートリッジ、新設当時は付属されているはずなのですが、いつのまのか無くされていたようです。
既存住宅には経年劣化等による不具合がつきものですが、インスペクションによりその原因がはっきりし対策をこうじることができます。