洋風便器を交換したいけど、一日で可能な工事とはどんな風に工事が進められていくのでしょう?今回は一日で出来る便器交換をみていきましょう。
旧型洋風便器
いわゆる一般的な洗い落とし式洋風便器です。かろうじて暖房便座機能は付いているようですが、時代のニーズ的には少々難があるかもしれませんね?。ということで便器の交換となりました。事前の調査で排水芯(床排水管の位置)等を調査の上必要部材等の準備をし、工事にはります。
床の傷み
既存便器は井戸水を利用していたこともあり配管に生じた結露水や小水飛び散り等で床には相応の傷みが生じていました。張替となるとワンデーリフォームは不可能になります。今回事前調査により床根太構造に問題がないことと床材の劣化も表面的な事であったため、リフォームシートを重ね張りすることで進めました。
床化粧直し
厚さ僅か0.6㎜のフロア柄シートはこのように両面テープで張り付けていきます。シートもハサミやカッターで加工できるので大工さん要らずです。
床下の配管取直し
同時に床下では必要に応じて排水位置の取直しも行います。リモデルタイプの便器が使用可能な場合はこの作業は必要ありません。
床化粧直し
床張りが完了しました。
便器取付事前準備
ガイド紙が有るのでその通り取付金具や部品を配置します。
便器取付
今回の現場はパナソニックのアラウーノに取替ました。便器本体は強化プラスティック製で従来の陶器製に比べると遥かに軽量で施工が楽です。
但しこの便器の特徴である「アラウーノ」機能を使う為には、継続的に専用の中性洗剤をセットする必要があるのが手間ではありますが、便器を洗う回数はその分減ったとのことでした。
ということで朝から工事して午後2:30には工事完了しました。
既存住宅には経年劣化等による不具合がつきものですが、インスペクションによりその原因がはっきりし対策を講じることができます。