公的補助金で宅配ボックス設置

　福岡市では現在「宅配での再配達を抑制させ、物流における温室効果ガス排出削減を図るとともに、非接触の荷物受け取りに資する宅配ボックス購入費用の一部を助成します。」として宅配ボックスの設置に補助金を出しています。

　その補助額は製品(固定する為の部品含む)価格の半額(上限50,000円、1,000単位切捨て。注：工事費は対象外)というものです。但し補助金を受ける為には諸条件(必ず市HPでご確認を)や申請期限があるようです。

※参考までに写真の商品は通販サイト等で約30,000円で販売されている商品です。

　先程いった諸条件の中に「盗難防止のため、容易に移動ができないよう固定されていること。」という項目があります。

　では、容易に移動ができない固定方法の一例をご紹介します。その一例は次のアンカー固定というもの。まず設置したい場所に土台や壁等の構造物がない場合はコンクリート等で基礎や壁を事前に造ります。一般的には土間コンをボックスサイズに合わせ打設し、固まったら固定アンカー用の穿孔をします。

　これはオールアンカーと言うもので、先程ドリルで開けた穴に挿入後、頭に付いているピンをハンマーでたたき、タコさんウインナーのようにその脚を広げて固定するものです。宅配ボックス自体に付属されている場合もありますので、購入時にご確認下さい。戸建て用の宅配ボックスであれば、通常このアンカーでボックスの脚４ヶ所程度を固定するものが多いようです。

　アンカーボルトに付属しているナットをレンチで締め付ければ設置完了です。最後に気なる工事費ですが単独ですと条件にもよりますが15,000円～かかります。なお他の外構工事等と絡めて行えば費用を抑えることもできますので、ご相談下さい。

　何度もいいますが、地球環境も大事ですが宅配ドライバーさんたちの労働環境改善の為にも、こういった補助金を利用した取り組みを是非検討してみらてはいかがでしょうか。