これから梅雨に入りますが、近年日本では毎年のように水災害が発生しています。そこでどんな災害でもそうですが、インフラがストップしうる事を常に頭に入れておいて下さい。最低限水の確保はいうまでも無く、ここではトイレの確保について改めてお話しします。
簡易トイレ
ご覧の手さげ袋に折りたたんで入っているのが、以前もご紹介しましたが簡易トイレです。
重量1.4kgの折り畳みトイレです。
非常に丈夫ですのでふたを外さなければ、簡易椅子としても使えます。
通販サイトで5,000円半ばの価格で販売されており、意外に高価ではあるものの、強度に加え耐水性もあるので万一汚れても洗えば繰り返し使えますので、コスパも良いと思います。
トイレとして使う場合はこのように45L用厚手のポリ袋を写真の様にセットし、中に防臭凝固剤や古新聞等を短冊状にしてそれらを入れ使用します。但し便臭は完全には遮断出来ませんので、室内というよりは屋外使用の方が良いでしょう。
但し、屋外で使用するにもプライバシーや防犯の観点からこのような簡易テント(ポップアップ式と言って、簡単に設営・撤収が可能)も別途必要です。高さも十分なので着替えやシャワーにも使え、まさに防災には必需品。
上部には防虫ネット付きの換気窓や照明を吊るすフックも付いています。実はこれらは元々アウトドア用に考案されたもので、趣味として使いながら、いざとなれば防災にも使える道具ですので、一家に1セットいかがでしょうか。
なお、採取した汚物は固めることによって行政の生ごみ処分として託せるので、下水が使えなくても大丈夫ですよ。
椅子としては使えませんが、このような段ボールタイプの安価な物もありますので、調べて用意しましょう。また災害時にはトイレットペーパーも枯渇しますので、常に余裕をもって備蓄しておきましょう。
既存住宅には経年劣化等による不具合がつきものですが、インスペクションによりその原因がはっきりし対策を講じることができます。