玄関ドアは家の顔とも言える部分ですが、経年劣化による変色や傷が付いたりと傷んできて何とか綺麗にに出来ないものかと思われている方も多いのでは?
今回は、その解決策の一例をご紹介します。
手順①(枠から外す)
全ての玄関ドアが現場修繕可能な訳ではありませんが、今回は写真のようなシート張タイプの平面的(凹凸が少ない単純な形状)な形状のドアのお色直し例です。
まずはフレームからドア本体を外し、続いてハンドルや鍵部分を外します。
手順②(へこみ傷等の処理)
今回のようなシート張りタイプのドアであれば、既存シートの上に重ね張りする方法で修繕します。ですからドア表面にへこみ傷(赤〇部)等があればパテ処理し表面を平らにします。
手順③(鍵穴周辺の処理)
次に鍵穴等の周辺には、新しく重ね張りするシートの捲れやしわが寄ったりするのを防止する為事前にボンドを塗ります(写真内てかり部)。
手順④(シートの柄)
いよいよシートを重ね張りしますが、勿論事前にシートとシートの色・柄を選んで用意しておく必要があります。今回は既存と同じ色・柄のカーボン調で修繕しました。参考までに3Mさんのダイノックシートという商品です。
完了
シートはシールタイプになっていますので、空気溜まりやシワが寄らないよう注意してピンと張ります。シートの端部は建具本体に巻き込み既存のアルミ縁で押さえ、ハンドルや鍵を元に戻せば完了となります。
いかがでしたか、このようにシート張りタイプでデザインが余り複雑なものでなければ、綺麗に修繕が可能という訳です。
既存住宅には経年劣化等による不具合がつきものですが、インスペクションによりその原因がはっきりし対策を講じることができます。