塗装工事の見積をとると高圧洗浄という項目が計上されることがあります。どんな工事かみていきましょう。
足場
塗装=外装(外部塗装)工事を実施する場合には安全確保の為、まず最初に、一般的には鋼管足場を組みます。足場が組み終わったら飛散防止や転落・落下防止のために養生ネットという目の細かいメッシュを張ります。当然これらの工事も見積に計上されています。
洗浄機一式
こちらが機械一式です。構成要素としてまず水を一時的に貯めておくタンク(写真はペール)、中央が高圧洗浄機、右側が高圧洗浄ホース(ドラム)となります。
仮貯めタンク
タンクにはオーバーフロー防止(使う分だけ使用し水を節約する為)のボールタップが取り付けられています。
洗浄前
こちらは築後26年経過したスレート屋根です。コケ類が付着しています。
洗浄
こちらが洗浄風景です。高圧にした水を高速で吹き付けることで洗うというより、剥がし飛ばすというイメージですね。ちなみに更に高圧高速にしたジェット水は、なんと金属はおろかあのダイアモンドまで切断できるんですよ。
洗浄後
ご覧の通り汚れはほとんど除去されました。この後は十分乾燥させたのち、下地処理をして塗装を掛ける工事に移行します。
なお、この工程は外壁や軒裏などにも同様に行われます。いかがでしたか、高圧洗浄とは高圧ジェット水による汚れ落としの工事のことでした。
既存住宅には経年劣化等による不具合がつきものですが、インスペクションによりその原因がはっきりし対策を講じることができます。