近年のシステムバスルームはバリアフリー化で洗面・脱衣場との段差はほとんどありませんね。ところが段差がないということは、止水方法としてゴムパッキンやゴムフラップがドア下に設置してあるのですが、特にこのゴムフラップにカビが発生し易いという報告が多いようです。しかも一旦発生したカビは、市販の防カビ剤ではなかなか除去できないようです。そこで今回は、DIYでこのフラップを新規交換してしまおうというお話です。
このドア
今回は市場に多く出回っているTOTOのサザナドア下のゴムフラップの交換方法です。止水防水用に欠かせないドア下フラップですが、普段お手入れがし難い部分でカビが一番発生し易い部分でもあります。
まずはドアを外す
まずはドア上にある振れ止めドアアームを外します。上に持ち上げるだけで簡単に外せます。
その2
洗面・脱衣場側のドア吊元側上部にあるレバーを下げるとピンが外れ同時にドアも外れます。少し倒した状態で持ち上げるとドア本体は完全に枠から外れます。その後、養生した安全な床上にドアを横倒しにします。
ドア清掃
ドアを外したら、せっかくなので普段掃除できないドアの端部分の汚れを落としましょう。ご覧の通りカビがびっしり生えています。
清掃その2
ドア枠も綺麗にしましょう。石化しこびりついた汚れは割りばし等で削り取れます。
清掃その3
ドアが付いた状態では普段掃除出来ないドア枠ゴムフラップの内側やドア振れ止めアームの付根付近も汚れていますので、ここも綺麗にしましょう。
フラップの取り外しの前に
ドアを安全な所に寝かしたら、左側に見えている今回交換するゴムフラップを外していきます。その為にはまず、ドアハンドルがある側の最下端部にある小口キャップを外します。マイナスドライバー等をここに引っ掛けてこねれば外せます。
小口キャップ
こんなふうに外せます。
清掃
この小口キャップも結構汚れてますので、再設置する前に綺麗にしておきましょう。
ゴムフラップ外し
ドアフラップはこんなふうにするすると簡単に外せます。
フラップレール
フラップレールにもカビが生えてますので、綺麗にします。
新規フラップ挿入
向きを間違えないように差し込みます。
このフラップの品番はAFKH862YA(アイボリーホワイト)になります。通販サイトで¥2,000前後で手に入ります。
カット
なお、このゴムフラップは汎用品82㎝なのでシステムバスのサイズに合わせてカットして使います。今回のサザナ1717の場合約12㎝カット(70.5㎝に)して使います。
小口キャップ再設置
フラップを挿入したら端部ゴムキャップを外した時の逆手順で再設置します。
ドア再設置
こちらも外した時の逆手順で再設置します。まずはドア枠下のピンにドア下から留め、写真のドア上に飛び出しているピンを一旦下げ、ドア上枠側の挿入口にピン留めすればドアの再設置は完了します。最後に振れ止めドアアームを元に戻したら完了です。
完了
当然ながら見違える様に綺麗にまりました。
以上TOTOシステムバスサザナのドア下フラップの交換方法のご紹介でした。
既存住宅には経年劣化等による不具合がつきものですが、インスペクションによりその原因がはっきりし適切な対策を講じることができます。